株式会社キューブでは、電気保安管理を中心に、太陽光発電所運転管理、無停電年次点検、電気配線図の作成、停電事故時の応急・復旧工事対応をはじめ、省エネ機器のご提案など 電気の安全・省エネに関する業務を幅広く行っております。
電気保安管理とは
高電圧で受電されるビルや工場では、電気主任技術者を選任し電気保安管理をしなければならないという法律があります。(電気事業法 第43条)これは、電気設備の大きな建物等では、安全を確保するため、電気の専門家を常駐させることを定めたものです。
電気は電圧の大きさにより、以下のように分けられます。
- 特別高圧…7000Vを超える電圧(高層ビルや大規模な工場・病院等)
- 高圧…600Vを超え7000V以下の電圧(中規模の工場・ビル・医院等)
- 低圧…直流では750V以下、交流では600V以下の電圧
上記の特別高圧・高圧受電設備においては、その名のとおり高電圧の電気が流れており、安全に利用するためには定期的に(月次・年次)点検を行う必要があります。定期的に点検を行わなければ受電設備の経年劣化等で漏電による事故が起こることがあります。また地域一帯を巻き込む波及事故に引き起こしてしまう可能性もあります。
上記のような事故を未然に防ぐため月次点検・年次点検を行わなければなりません。
ただ定期点検は誰にもでもできるわけではありません。実施できる者は国家資格である電気主任技術者資格を持つ者だけとなります。
キューブでは、上記の特別高圧・高圧の電気設備を管理できる社員が多数おり、お客様と保安管理外部委託契約を結び、竣工前自主検査、月次・年次点検等の保安管理を行っています。
電気保安管理のご案内
地元を中心とした電気保安管理
地域に根差した街の電気保安会社を目指しております。
月次点検
原則として毎月1回、使用中の電気設備の点検・測定を実施します。
(電気設備の絶縁状態を24時間監視する絶縁監視装置を実装している場合は隔月1回以上)
- 巡視点検
- 接地抵抗測定
- 地絡方向継電器試験(継電器単体)
- 温度測定
- 部分放電測定
年次点検
原則として毎年1回以上、停電し電気設備の点検・測定を実施します。
- 詳細な巡視点検
- 接地抵抗測定
- 絶縁抵抗測定
- 保護継電器試験
- キュービクル内清掃、簡易補修
臨時点検
電気設備の異常時に原因調査を実施します。
また、台風・降雪により電気事故が予想される場合には必要に応じて点検を実施します。
電気事故応動
24時間監視する絶縁監視装置により漏電通知が来た場合、
またはお客様からの応動要請があった場合に速やかに復旧作業などを行います。
停電事故応急復旧
落雷等で受変電設備が故障した場合、登録したお客様設備毎に作成した個別マニュアル に基づき応急復旧(仮送電)致します。
速やかに対処出来るよう、弊社では応急復旧用の高圧機器の在庫を備えてあります。